【警告】『同級生を盗撮』する中高生が増える
「同級生を盗撮」する中高生が増加中…!優等生だった息子が「盗撮犯」として逮捕…その後、家族を待っていた「悲劇」
増える生徒間の盗撮行為
教師によるわいせつ事件が、連日のように報じられている。特に問題視されているのが盗撮行為だ。
2023年7月13日に「性的姿態等撮影罪」が施行され、現在では正当な理由なくひそかに人の性的な姿などを撮影する行為は罪に問われる。違反すると懲役3年以下の拘禁刑、300万円以下の罰金が科される。盗撮は、各都道府県が定める条例などによって処罰されることもある。
だが、学校内で盗撮をするのは教師だけに限らない。生徒間での盗撮も問題になっているのだ。子ども家庭庁が2024年3月に公表した「青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、小学生(10歳以上)の約42%がネット使用時にスマホを利用。中学生で約78%、高校生になると約97%と、ほぼすべての子どもたちが利用していることがわかる。
「これはスマホ利用率のデータですが、所有率もほぼ近い数字と考えていいでしょう」(教育系専門紙記者)
スマートフォンはもはや私たちの暮らしになくてはならないもの。すべての機種にカメラ機能が搭載されており、子どもたちはネット利用ばかりでなく、お互いの姿などを気軽に撮影して楽しむ。無断で相手にカメラを向けることも珍しくない。
だが、時としてそれが性的な理由で利用されることが問題となっているのだ。同級生の着替えなどの様子を盗撮する事件が相次いでいる。
学校内で盗撮された映像は生徒間で拡散され、被害生徒の目に触れることもある。「自分のプライベートな様子が盗撮され、その映像が拡散された」という事実は、大きな心の傷となり被害者を苦しめる。
「警察庁の統計によると、2023年度の児童ポ◯ノ事犯の年代別検挙人数は、10代が最多で889人。全体の約49%を占めていました。10代の子どもたちの場合、事の重大さを理解していないことも多い。盗撮は性暴力である、という認識が希薄な子どもたちもいるんです」(前出の教育系専門紙記者)