【緊急】新型コロナ『ニンバス』大暴れ…

今、猛威を振るっている新型コロナの変異株「ニンバス」です。まるでカミソリを飲み込む様な激しい喉の痛みがあるというんですが、実は、猛暑と感染拡大に関係がありました。
カミソリ飲むようなノド痛
感染拡大の原因は、この夏の猛暑にありました。
夏休みのにぎわいの裏で、医療の現場には異変が起きていました。
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長
「カミソリを飲み込んだ喉に突き刺さるような痛み」喉を突き刺すような痛みを伴う新型コロナの変異株「ニンバス」。感染を広げていたのは暑さをしのぐために誰もが取る行動でした。
夏休み、人の移動が増えるなか、再び広がっているのが新型コロナです。全国の感染者は8週連続で増加しています。
■新型コロナ「ニンバス」猛威
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長
「ニンバス、オミクロンの変異株。(コロナの患者は)多い日は10人以上、半分以上は『ニンバス』。感染力は過去最高レベルで高いのでは」新たな変異株「ニンバス」。中国や台湾などで2月ごろ流行し、日本へ持ち込まれて広がったとみられます。
最大の特徴は、喉の強烈な痛み。
国際医療福祉大学 松本哲哉代表教授
「海外ではガラス片を飲み込んだような痛み。おそらく喉の細胞にウイルスが付着する力が強い」16日、ニンバスの感染が分かった50代の男性は…。
ニンバスに感染した人 50代
「首を上げて喉を突っ張らした時に結構、強い痛みが出た。ひたすら水分がない状態、喉に刺激物をはり付けたような感じ」ゼリーや果物しかのどを通らず、あとは水やお茶でしのぐしかなかったといいます。
ただの夏かぜと思って油断していると、喉からはじまり、呼吸器へ広がるリスクも…。
ニンバスに感染した人 30代
「隔離期間が終わった翌日ぐらいから、せきが結構、出始めて、再度病院に受診してせき喘息という診断を受けた。横になるとせきが出て止まらなくて、夜寝られない状態」では、なぜ今コロナが増えているのでしょうか。その背景には夏の暑さが関係していると専門家は言います。
松本哲哉代表教授
「夏休みで人の動きも活発に。暑くてマスクもしづらい。部屋の中で冷房をつけている状況で、なかなか換気もしづらい。そういったものが重なった結果、感染者の増加につながっているだろう」感染が拡大した理由の一つは夏休み、暑くてマスクを外したまま人との交流が活発になったこと。
もう一つが、エアコンの冷気が逃げないよう部屋を閉め切ることで十分な換気ができないことです。
松本哲哉代表教授
「(新型コロナは)夏は流行しづらいが、条件さえ整えば簡単に広がってしまう。しばらくは増え続けていくと思う。9月の半ば辺りで少しずつ減少傾向をたどるのでは」感染しないためには改めてマスク、手洗い、うがいなど基本的な対策が求められています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca0cff803b20d58c51c7bdfafc3dd4869f6a60a9